いつ使えるか分からない、面白い8つの花言葉

クコ:お互いに忘れる、水に流す


Lycium chinense Miller flickr photo by acerhwng shared under a Creative Commons (BY) license

クコは可愛らしい紫色の花を咲かせるが、なぜこのような花言葉を持つに至ったのだろうか?クコが持つ他の花言葉には「誠実」というものがあるが、例えそういう意味で贈ったとしても、貰った相手はクコの花言葉を調べて、自分が何をしてしまったのか色々なことを勘繰ってしまうかもしれないので、別の花を贈ることをおすすめする。

オクラ:恋によって身が細る


Lady’s finger Flower flickr photo by nabankur_poona shared under a Creative Commons (BY) license

オクラの実がそのまま細いことに由来した花言葉だとされている。「実」と「身」がかけられている、非常にユニークな花言葉だ。黄色みがかった白い大きな花びらと、花の中央部分は吸い込まれそうな紫色となっており、美しさと、どこか弱々しさを感じさせる。オクラの花を相手に渡すよりは、思い切ってバラを渡した方がきっと”実りある恋”になることだろう。

カルセオラリア:あなたに財産を捧げる


Calceolaria sp.-tierra flickr photo by artesaniaflorae shared under a Creative Commons (BY-ND) license

キンチャクソウとも呼ばれており、袋に入ったお金や宝石が連想されることに由来しているものとされる。端的な意味としては「援助」ということになる。カルセオラリアの他の意味には「幸福」や「伴侶」「助け合い」などがあり、プロポーズにも使われることがある。あなたがこの花をプロポーズで受け取っていたのなら、記念日には花言葉を引き合いにして少し高価なプレゼントをお願いしてもいいだろう。

マイヅルソウ:清純な少女の面影


H20130504-8045—Maianthemum dilatatum—RPBG-1 flickr photo by John Rusk shared under a Creative Commons (BY) license

ハート型の葉、そして小さく可憐な白い花を咲かせるマイヅルソウ。花言葉の多くはストレートな意味合いがあるものだが、マイヅルソウの場合はちょっと複雑だ。まさに、いつ使えるか分からない花言葉の1つといえるだろう。

バニラ:永久不滅


Lan vani không lá-Vanilla_aphylla_from_Southern_Thailand flickr photo by vanlaphoang shared under a Creative Commons (BY) license

バニラビーンズの原料としても知られるこの花は非常に良い香りを放つ。白く優雅なこの花には「永久不滅」という意味がある。しかし、この花言葉とは反対に花は1日でしおれて落ちてしまうのだ。(参考記事:バニラに入っている黒い粒々の正体――「バニラビーンズ」とは何か?) そのため、もちろん花は売られていないので自分で育てるしかない。さらに、バニラはラン科の植物であり、花が咲くのには数年かかるが、果たしてこの花言葉はいつ使えるようになるのだろうか?

センダン:意見の相違


starr-090518-7884-Melia_azedarach-flowers-Omaopio-Maui flickr photo by Starr Environmental shared under a Creative Commons (BY) license

「栴檀(せんだん)は双葉より芳(かんば)し」ということわざがある。これは、発芽したころから既に香りを発することから、大成する人は既に幼い頃から優れているというたとえだが、ここでいう栴檀(センダン)とは、実は白檀(ビャクダン)のことで、どうやら中国から伝わったときに読み間違いがあったという。このことに由来しているのかどうかはさておき、使える場面は少ない花言葉だろう。

タンポポ


Dandelions! I thought the frost wiped them all out. flickr photo by Cristian V. shared under a Creative Commons (BY-ND) license

春に咲く可愛らしいタンポポ。意味は「愛の信託」「真心の愛」「幸福」と、見た目通りの幸せそうな意味合いを持つが、やがて綿毛となって飛んでいくことから「別離」や「軽薄」、「思わせぶり」という不幸な意味までも合わせ持っているのだ。遠回しに伝えることだけが花言葉ではないが、ほとんど逆の意味を持つタンポポは、花言葉として使えるとは言いがたい。

ホウセンカ:私に触らないで


Gulmehendi (Hindi: गुलमेहंधी) flickr photo by Dinesh Valke shared under a Creative Commons (BY-SA) license

ホウセンカの属名である”Impatiens”はラテン語で「我慢できない」という意味があるように、十分に成熟した果実に触れるなどの刺激を与えると弾けて種子を遠くまで飛ばす。花言葉もこのことに由来しているが、この意味でホウセンカが贈られるときは、きっとよほどのことがあったに違いない。しかしながら、果実から種子が放たれる様子から「心を開く」という意味もあり、必ずしも悪い意味だけではないようだ。

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